発毛比較

 現在、日本国内には医薬品として認可されている発毛剤は3つ存在する。 ひとつは飲み薬である「プロペシア」、そして他の2つは発毛成分としてミノキシジルを含む「リアップ」と塩化カルプロニウムを含む「カロヤンガッシュ」である。 

 利用したことのない人にとっては、どれが最も効果があるのか非常に興味深い。 しかしながら発毛剤の場合は長期利用ないしは服用が原則なので、短期間に3つ全部を試すわけにはいかない。 そこで手っ取り早いのは、それぞれの製品の臨床検査結果を比べてみることである。 残念ながら製剤各社のデータなので、どこまで信用できるかという問題はあるが、ひとつの目安にはなる。

 それでは早速見てみることにする。

 

【1.プロペシア】

 萬有製薬のプロペシアのサイトは医療機関関係者に公表されているデータが存在する。プロペシア錠1mmgを3年間投与した場合の1年経過後と3年経過後の成績が写真付きで公開されている。そのデータでは以下のようになっている。

 ○頭頂部 1年後58.3%に何らかの改善
puropecia.jpg ○前頭部 1年後57.6%に何らかの改善

臨床成績公表サイトURL 
 → http://propecia.jp/secure/index.html

 なお、この薬は市販されていない。医師の診断と処方箋に基づいて利用できる。 なお、最寄の駅で、プロペシアでの治療が可能な病院も検索可能である。

最寄の駅から病院検索
 → http://www.mapion.co.jp/custom/aga/index.html

 

【2.リアップ】

 大正製薬のリアップのサイトには、脱毛タイプ別の臨床試験結果が掲載されており、1年後から4年後までと半年後のデータが公開されている。

 ○頭頂部 1年後69.3%に何らかの改善
 ○前頭部 1年後55.0%に何らかの改善

臨床成績公表サイトURL 
  → http://www.taisho.co.jp/riup/riup_plus/type/index2.html

 

【3.カロヤンガッシュ】

 第一三共ヘルスケアのサイトには、6ヵ月後の壮年性脱毛症の臨床成績が掲載されている。またそれ以外に、3ヵ月後の円形脱毛症や病後、産後の脱毛などの臨床検査結果も公開されている。壮年性脱毛症については、脱毛タイプ別のデータは無い。

 ○壮年性脱毛症  半年後89.5%に何らかの改善 

臨床成績公表サイトURL 
  → http://www.daiichisankyo-hc.co.jp/site_karoyan/data/index2.html

 

 この結果からだけみると、カロヤンガッシュに軍配が上がりそうだが、他の2製品に比べて臨床結果データの詳細に欠け(長期投与結果が無い、脱毛タイプ別のデータが無い)、今ひとつ信用しがたい部分がある。 また他の2製品は長期間利用でかなり改善率があがっており、じわじわ効いてくるタイプかも知れない。

 いずれにせよ、効く薬は長期利用が原則のようである。短期効用にあせらず、じっくりゆっくり2,3年かけて臨むようにしたいものだ。

 

 

 

育毛剤の成分と効能

 世には様々な育毛剤が出回っています。 宣伝文句だけに踊らされ、わけも分からず値の張る育毛剤を使っていっても効果的ではありません。 また育毛剤の効能を計るには6ヶ月以上の時間が必要です。 とっかえひっかえ使っても無駄な時間を費やすだけです。 そうならないために育毛剤に関する正しい知識を身に付けておきましょう。
 ここでは、各育毛剤にはどのような育毛成分が入っていて、どのような効能を示すのか、正しく理解していきましょう。

 

 ①薬用9696EX・・・アデランス 120ml 定価6300円  医薬部外品

  

  ・効能:固くつっぱった頭皮を、健康で柔らかい状態に導き、髪を作り出す力を与える。
  ・成分別効能
   /センブリ:毛髪の成長を促す成分 
   /ホウセンカ:髪に弾力を与える成分
   /トウキ・シャクヤク・センキュウ・ジオウ:頭皮の血流をサポートする成分
   /アロエ:古くより用いられてきた、頭皮を柔軟にする成分
   /ベニバナ:頭皮・毛髪の保湿成分

 

 ②薬用アデノゲン・・・資生堂   150ml  オープン価格 医薬部外品

  

  ・効能:発毛促進因子を産生させ、 毛髪の成長期を延長する。
  ・成分別効能
   /アデノゲン:発毛促進因子を産生する成分

 

 ③NFカロヤンガッシュ・・・第一三共ヘルスケア 120ml 定価4500円 医薬品

   

  ・効能:頭皮及び毛根両面へのアプローチにより発毛環境を整える。
  ・成分別効能
   /
塩化カルプロニウム:血行促進作用のある主成分
   /カシュウ(育毛生薬):脂質除去作用
   /チクセツニンジン(育毛生薬):毛根刺激作用
   /ヒノキチオール:殺菌作用により頭皮のふけやかゆみを抑える

 

 ④薬用紫電改Z・・・カネボウコスメット 220ml 定価6000円 医薬部外品

  

  ・効能:「髪やせ」を防ぎ、毛を太く、硬く育てる。
  ・成分別効能
   /オイゲニルグルコシド:頭皮柔軟(保湿)成分 丁子から抽出
   /l-メントール:頭皮洗浄、殺菌成分
   /
ジアルキルモノアミン誘導体:血行促進成分
   /ビタミンEアセテート:血行促進成分
   /ニコチン酸ベンジル:血行促進成分
   /Dーパントテニルアルコール:毛母細胞賦活成分
   /セファランチン:毛母細胞賦活成分
   /イソプロピルメチルフェノール:殺菌成分
    /ヒノキチオール:殺菌成分
   /オスモインエキス:頭皮保湿、柔軟成分

 

 ⑤薬用毛髪力・・・ライオン 200ml 定価:? 医薬部外品

     
 
 ・効能:発毛促進+脱毛抑制の2つの効果
  ・成分別効能
   /サイトプリン:毛根細胞内のタンパク質(エフリン・BMP)生成促進
   /ペンタデカン:毛根細胞内のタンパク質(ケラチン)合成エネルギー供給
   /ビタミンE誘導体:血行促進
   /オキナワモズク:保湿成分
   /乳酸オクチルドデシル:浸透促進
   /ピロクトンオラミン:皮脂酸化抑制

 

 ⑥モウガ・・・ツムラ 120ml 定価;5000円 医薬部外品

  ・効能:生薬のシナジー効果で毛包細胞を増殖、深く根強い髪にする。
  ・成分別効能
   /ショウキョウチンキ(生薬):血流を促進し毛包細胞の増殖促進
   /センブリ抽出液(生薬):血流を促進し毛包細胞の増殖促進
   /ニンジン抽出液(生薬):血流を促進し毛包細胞の増殖促進
   /ボタンピエキス:植物性保湿成分

 

 ⑦リアッププラス・・・大正製薬 60ml 定価:5500円(税込み) 医薬品   

   

  ・効能:壮年性脱毛症における発毛剤(日本で唯一)
   ・成分別効能
   /ミノキシジル:毛包に直接作用し細胞の増殖やタンパク質の合成を促進
   /酢酸トコフェロール:過酸化脂質の生成を防ぎ、頭皮を保護
   /l-メントール:頭皮のかゆみをおさえ、清涼感を与える
   /パントテニールエチルエーテル:毛細胞に栄養を補給

 

 医薬品と医薬部外品の違いは、簡単に言うと、ある決まった用法、用量があって、効能や効果が認められているものと、そうでないものの違いで、残念ながら、今の所、男性型脱毛症に効くと、認められているのは日本では大正製薬の「リアップ」だけです。 医薬品としては、その他に第一三共ヘルスケアの「カロヤンガッシュ」がありますが、男性型脱毛症に効くというよりは円形脱毛症や病後、産後の脱毛に効くという感じすね。 米国ではミノキシジルの濃度がより濃い「ロゲイン」がありますが、日本では認められていません。

  

育毛・発毛の基礎知識

 どうやら本格的に育毛・発毛について勉強しなくてはいけなさそうだ。 育毛・発毛剤の宣伝文句だけに囚われ、踊らされ、高い買物をした結果が無駄だったら情けない。 またこの世には認可も取られていないような育毛剤もはびこっている。 高い育毛剤を買って副作用に襲われたらもっと悲惨である。 従ってちゃんとした知識と理解のもと育毛・発毛剤選びをしていきたい。

 インターネットで少しづつ勉強していくと、育毛・発毛剤の種類は大きく3つに分類できることが分かる。 まず一つ目は頭皮環境を整えるもの。 これらは総称して一般的に育毛剤と呼ばれている。 頭皮環境を整えることで、髪の毛を育ちやすくするのである。 2つ目は毛母細胞に作用して、休止期に入って薄くなった髪の毛を成長期の太い髪の毛にかえるもの。 これらは発毛剤とよんでいいだろう。 そして3つ目は、男性ホルモンを抑えて、脱毛を抑制するものである。 

 世の中で最も色んな商品が出回っているのが一つ目の育毛剤であり、価格もピンからキリまである。 

 2つめの発毛剤で、今まで科学的な見地からの発毛効果が認められているのは、ミノキシジルという成分のみである。 元々は血管拡張剤として医療用に使われていたものが、被験者に体毛が濃くなるという現象が現れたため、改めて発毛剤として開発されたものである。 日本ではミノキシジル濃度1%の「リアップ」が大正製薬から発売されている。 米国では濃度2%と5%タイプの「ロゲイン」という商品がFDA(米国食品医薬品局)の認可を受けて発売されているが、日本では認可されていない。

 最近は飲み薬としての育毛剤も出ているが、これは3つ目の男性ホルモンを抑えるタイプの育毛剤である。 直接塗っても皮膚からは浸透しにくいため飲み薬タイプとなっている。 この商品は「フィナステリド(商品名:プロペシア)」と呼ばれ、平成17年12月に認可が下りている。

 

 管理人が試したサクセスは分類的には一つ目の頭皮環境を整えるタイプのものである。 使い始めは確かに抜け毛等の防止効果はあった。 しかし長期的には効果が薄れてきた。 

 この分類の育毛剤は世の中に五万とある。 色々試してみたいが効果確認には時間を要するため、試している間に禿げてしまったらどうにもならない。 2つ目や3つ目の分類の育毛剤に挑戦するしかなさそうだ。